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角膜不足でも、レーシックを受ける方法は無いのでしょうか??

角膜の厚さが不足していると、一般的なレーシックを受けられない可能性があります。それでもなんとかレーシックで視力回復を目指したい、と考える場合にはどうしたらいいのでしょうか?検証してみましょう。

1.「角膜の厚さが足りない」とは?

レーシック手術は、角膜を削って視力を矯正する治療方法です。極端な例ですが、汚れたり傷ついたり曲がったりして綺麗に光を反射できないレンズの表面を、表面が均一になるように削って光の通り方を元通りにするといったことを想像してみてください。

レーシック手術の場合、角膜を削るだけではありません。まず、削る前に蓋の役目となる「フラップ」を作り、フラップをめくってその下の角膜を削ります。フラップを元に戻すことで、削られた面は保護されます。フラップの分の厚さと、削る分の厚さが必要になりますね。

さらに、角膜はある程度厚さを残さなければきちんと物を映し出すことができなくなってしまうので、最低限残すべき角膜の厚さというものが定められています。これらをまとめて図表にしてみると、以下のようになります。

角膜の厚さの配分

角膜の厚さはマイクロメートル(μm)で示されます。1μm=0.001mmという、大変小さな単位です。

(1)角膜の厚さ (2)フラップの厚さ 50〜160μm
520〜540μm (3)矯正のために削る角膜の厚さ 角膜と視力による
(4)最低限残すべき角膜の厚さ 330μm

(1) 日本人の場合、角膜の厚さは一般的に520〜540μm程度であると考えられています。

(2) フラップの厚さはレーシック手術によって50〜160μm程度となります。

(3) 矯正のために削られる角膜の厚さは、(1)、(2)、(4)の数値、及び、視力により異なります。

(4) 視力のために最低限残すべき角膜の厚さは、330μm程度と考えられています。これは、再手術の可能性なども考慮されています。280μmを下回ると、視力が維持できなくなるリスクが非常に高まると考えられています。

視力が悪いほど、(3)矯正のために削る角膜の厚さの数値は大きくなります。ところが、(1)角膜の厚さが十分なければ、希望する(3)の数値を確保することができなくなってしまうのです。

こういった場合、「角膜の厚さが足りない」「角膜不足」などとして、レーシック手術を受けられない可能性が出てきます。

2.角膜が薄い場合のリスク

角膜が薄い方がレーシックを受けると、どのようなリスクがあるのでしょうか。既にご説明したように、角膜が薄すぎると著しく視力が低下する可能性がありますが、その他のリスクについて考えてみましょう。

◆ 再手術を受けられない可能性がある

レーシック手術には、角膜に一定の厚みが必要です。これは最初の手術だけでなく、再手術の場合にも言えることです。レーシック手術を1度受けて、思ったように視力が回復しなかった場合や見え方に問題が発生した場合には、再度角膜を削る必要があります。そのため、角膜の厚みに余裕を残しておかなければなりません

人によっては適性検査の結果次第で「1度レーシック手術を受けることはできても、再手術はできないかもしれない」と言われる方もいらっしゃるかもしれません。当然のことですが、一か八かに賭けるのは非常にリスクが高いことなので、医師は手術をお勧めしないはずです。

それでもレーシック手術を勧めるような医師は、リスクの意識が不足していると考えたほうがよいでしょう。万が一再手術が必要となった場合、責任を取ってくれるとは考えにくいです。

◆ 円錐角膜症になるリスクが高まる

角膜拡張症とは、レーザーで角膜の中心部を薄く削ったことにより、角膜が強度を失って飛び出してしまう症状です。眼球には内部からの圧力がかかっているので(「眼圧」と言います)、中から押し出されるようにして角膜が通常の形を保てなくなります。その結果、近視や乱視が強くなってしまいます。

近年、角膜に十分な厚さがあっても円錐角膜症が発生したという症例が話題になっており、角膜の薄さとの関連性が確立されているとは言えない状況です。

3.角膜が薄くても受けられるレーシック手術とは?

角膜が薄くても受けられるレーシック手術があります。フラップを大変薄く作る、あるいはフラップを作らずにレーザーを当てる手術です。

◆ 角膜が薄くても可能なレーシック手術
手術名 主な特徴
エピレーシック 「エピケラトーム」という器具で薄いフラップを作成。
ラセック アルコールに角膜表面を浸し、柔らかくしてフラップを作成。
PRK フラップを作らず直接レーザーを当てて矯正。

ラセック

フラップを作る際にアルコール(エタノール)を使うレーシック手術です。アルコールは角膜をふやかす目的で使われます。

手術の流れ
  1. 目の洗浄と消毒をする。
  2. 角膜をアルコール(エタノール)に浸す。
  3. 角膜の表面がふやけるまで30秒程度待つ。
  4. 角膜上皮層だけをめくり上げてフラップにする。 (フラップの厚さは50μm程度)
  5. レーザーを当てて矯正する。
  6. フラップを元の位置に戻す。
ラセックのメリット
  • 「角膜上皮層」という、角膜の一番表面の層だけをめくり上げてにフラップにします。そのため、新陳代謝によってフラップはなくなり、角膜と完全に一体化します。術後のフラップ強度はとても強いものになります。
  • フラップが50μmと薄いため、イントラレーシックをするには角膜の厚さが足りない方でも手術を受けることができます。
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  • ケラトームを使う場合、角膜を吸引してフラップをひっぱりあげるので、網膜にまで負担がかかると考えられています。ラセックは吸入がないので、この負担がかかりません。
ラセックのデメリット
  • 角膜上皮層は皮膚と同じく新陳代謝があり、痛みを感じる部分です。術後痛みが1週間程度かそれ以上に長く続きます。回復に時間がかかるためです。
  • 術後、角膜を保護するために保護用コンタクトレンズを使う必要があります。
  • 矯正のためのレーザーは角膜上皮層の下の層である「ボーマン層」に当てます。この際、ボーマン層は紛失することになります。(ボーマン層紛失によって視力に影響がでることはありません。)
  • 医師の手で行われるので、医師の技術が必要となります。また、技術を持つ医師が少なく、一般的なイントラレーシックよりも料金が高く設定されてしまいます。
  • 角膜はアルコールでふやけていますので、正確な位置にレーザーを当てるのが難しく、誤差が発生してしまうリスクがあります。
  • アルコールが角膜に与える将来的なリスクはよくわかっていません
  • 専門家の中には、ラセックの安全性が不十分だと指摘する人もいます。

エピレーシック

レーシック(ケラトーム・レーシック)は「マイクロケラトーム」という電動メスでフラップを作りますが、方法は同じで器具が違うレーシックです。エピレーシックには「エピケラトーム」という器具が使われ、マイクロケラトームよりもずっと薄いフラップを作ることができます。

手術の流れ
  1. 目の洗浄と消毒をする。
  2. エピケラトームを使ってフラップを作る。
  3. 角膜上皮層だけをめくり上げてフラップにする。 (フラップの厚さは50μm程度)
  4. レーザーを当てて矯正する。
  5. フラップを元の位置に戻す。
エピレーシックのメリット
  • 「角膜上皮層」という、角膜の一番表面の層だけをめくり上げてにフラップにします。そのため、新陳代謝によってフラップはなくなり、角膜と完全に一体化します。術後のフラップ強度はとても強いものになります。
  • フラップが50μmと薄いため、イントラレーシックをするには角膜の厚さが足りない方でも手術を受けることができます。
  • ラセックのようにアルコールは使いません。アルコールの危険性を考えなくてもよいレーシックです。
エピレーシックのデメリット
  • 角膜上皮層は痛みを感じる部分なので、術後痛みが長く続く。また、回復に時間がかかる。
  • 術後に保護用のコンタクトレンズを使う必要がある。
  • 矯正のためのレーザーは角膜上皮層の下の層である「ボーマン層」に当てます。この際、ボーマン層は紛失することになります。(ボーマン層紛失によって視力に影響がでることはありません。)
  • 医師の手で行われ、コンピュータ制御された装置などは使いません。医師の技術が必要となりますし、多少の誤差は発生してしまいます。

PRK

フラップを作らないレーシックです(レーシックに分類しないという考え方もあります)。矯正のためのレーザーは、直接角膜に当てます。回復までには角膜上皮層が完全に再生するのを待たなくてはなりません。また、角膜上皮層が再生するとき、紫外線の影響で「濁り」が生じるリスクがあり、術後の生活にも配慮が必要な手術です。

手術の流れ
  1. 目の洗浄と消毒をする。
  2. 角膜上皮層の上から直接レーザーを当てる。
PRKのメリット
  • 「角膜上皮層」という、角膜の一番表面の層だけをめくり上げてにフラップにします。そのため、新陳代謝によってフラップはなくなり、角膜と完全に一体化します。術後のフラップ強度はとても強いものになります。
  • フラップが50μmと薄いため、イントラレーシックをするには角膜の厚さが足りない方でも手術を受けることができます。
  • レーザーはコンピュータ制御で行われるので、医師の技術は基本的には必要ありません(手術に必要な判断力や知識はもちろん必要です)。
  • 角膜上皮層は一度完全になくなります。0からの再生となるため、フラップのゆがみやよれの心配はありませんし、視界は非常に綺麗になると言われています。
  • 乱視や遠視改善に効果が高いと考えられています。
PRKのデメリット
  • 角膜上皮層を総て失うことになり、痛みは他の手術よりも強く、長くなります。
  • 角膜を保護するフラップがなにもありませんので、術後は保護用のコンタクトレンズを装着しなければなりません。
  • 矯正のためのレーザーは角膜上皮層の下の層である「ボーマン層」に当てます。この際、ボーマン層は紛失することになります。(ボーマン層紛失によって視力に影響がでることはありません。)
  • 手術は片目ずつしかできません。片目手術後、回復を待ってからもう片方の手術を行うため、視力回復までの期間は長くかかります。
  • 角膜上皮層が完全に回復しなければ、視力も回復しません。回復には3ヶ月から6ヶ月以上と、他のレーシック手術より時間がかかります。
  • 角膜が再生して以前より厚くなると、あまり視力が回復しない場合もあります。角膜再生のときに紫外線に当たると、高い可能性で濁り(ヘイズ)が発生すると言われています。そのため、サングラスで目を保護する必要があります。

(よろしければ、こちらの記事『角膜が薄いとレーシックが受けられない?!』も参考にしてみてください。)

レーシックふくろう流、良い病院の見極め方とは?

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