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角膜が薄いとレーシックが受けられない?!

レーシックにおいて、「角膜の厚さ」はとても重要になります。普段の生活の中で自分の角膜の厚さを知ることはないだけに、少し不安になりますね。角膜とレーシックについてご説明します。

1.角膜が薄いとレーシックは受けられないのか

まず、「角膜が薄いとレーシックが受けられない」という文章をもう少し事実に近づけると、


「角膜が薄すぎるとレーシックが受けられない可能性がある」


という文章になります。
最初の表現よりも、レーシックが受けられない可能性は少なく感じられるのではないでしょうか。こちらがレーシックの現状です。


【レーシック手術で行われること/角膜をカットする2つの工程】

レーシックで行われる手術の内容を知ると、角膜の厚さが重要であることがわかります。基本なレーシックの流れは以下の通りになります。

①点眼・消毒 
②局所麻酔
③フラップを作成(手術によって異なる器具が使用されます)
※フラップの厚みは手術によって異なりますが約50〜160μm程度
④エキシマレーザー照射 
⑤洗浄・消毒
⑥フラップを元の位置に戻す
⑦フラップが自然に接着するのを待つ


④において行われるのが、レーザーを当てて角膜を削り、屈折率を矯正するということです。

③において作られるふた=フラップも角膜の一部です。


③角膜のフタを作る、④角膜を削る、という工程を考えると、角膜に一定の厚さが必要であることがわかります。角膜の厚さはマイクロメートル(μm)で示され、1μmは0.001mmということになります。かなり薄いものですね。


【レーシックに必要な角膜の厚さを簡単に計算してみよう】

日本人の平均的な角膜の厚さは520〜540μm程度であるといわれています。また、その他現在判明している数字を挙げて計算してみましょう。


A【日本人の平均的な角膜の厚さ: 520μm
ここでは計算しやすくするために520μmとします。


B【フラップの厚さ: 100μm
手術により50〜160μmと異なりますが、100μmを平均として計算しましょう。


C【矯正のために削られる厚さ: 矯正する視力による
こちらが個人により異なる数字となります。
矯正が多く必要な場合ほど、たくさん削らなければなりません。


D【最低限残しておくべきと言われている角膜の厚さ: 330μm
再手術になる場合などを考えると、角膜の厚さは可能な限り起こしておく必要があります。現在、それらのリスクを考慮して最低限残しておくべきと考えられている角膜の厚さは330μm程度と言われています。ちなみに、これ以上薄くなると見え方に問題が発生すると考えられる角膜の厚さ:280μm程度であると言われています。


以上の数字を式にしてみましょう。

【レーシックに必要な角膜の厚さ(概算)】

A:元の角膜の厚さ−(B:フラップ+C:矯正で削る厚さ)=D:最低限必要な厚さ

520−(100+C)=330
C=90

視力矯正のために削る角膜を計算した際、90μm程度が確保されない場合には「レーシック手術ができない」ということになります。


角膜が薄いということは、A:元の角膜の厚さ の数値が小さくなってしまうということですから、角膜が薄ければ薄いほどレーシック手術を行える可能性が低くなってしまうということになるのです。

しかし、角膜の厚み(Aの値)を変えることは現代医学では不可能です。


そのため、Dの数字が不足している方は、B+C の値をできるだけ小さくする必要があります。ただし、矯正で削る厚さを減らすと、レーシックをした意味がないということにもなり得るため、多くの場合B(フラップの厚さ)を薄くする=フラップを薄くカットできる種類のレーシック手術を選択するということになります。


もちろん残される角膜を330μm以下に減らすなどの方法がないわけではありません。しかし、再手術が不可能になるリスクが宣告されると考えられます。


また、見え方に問題が発生しうると考えられる最低限の厚さ280μmに近づくということになりますので、見え方の質が悪くなるリスクも大きくなるというきちんとした認識が必要です。

レーシック後、残りの角膜が薄すぎる場合には、「角膜拡張症」と言って角膜の強度が不足するために眼圧で角膜が押し上げられ盛り上がってしまう病気のリスクも考えられています。


※ここでの計算に用いられた数値は一般的なものであり、個人によって変動します。


2.角膜の薄さはどうやってわかるのか?

角膜の薄さはレーシック手術の前に受ける適性検査の「角膜厚測定」で判明します。

また、角膜の厚さが十分であっても、近視が強く角膜を厚く削らなければならない場合にはレーシックを諦めるか、より硬度な(フラップを薄く作ることのできる)レーシック手術を選ぶ必要があります。


角膜厚については手術前に医師からきちんと説明があるはずですが、よくわからない場合にはきちんと確認しましょう。自分自身でも角膜の厚みとリスクについて把握しておくのは大変重要なことです。


3.角膜が薄くてレーシックが受けられない場合は

角膜が薄くてレーシックが受けられない場合は、他の視力回復方法を考えましょう。


■ フレックスPRK(Protorefractive Keratectomy)

レーシックより歴史が古い視力回復手術のひとつです。PRKの改良型がフレックスPRKであり、PRKに見られていた遠視化傾向がなくなったという改善点があります。

フラップを作った角膜ではなく、そのままの角膜にレーザーを直接当てることで角膜の上皮を均一に剥がし、そのまま角膜の形を変えて矯正します。角膜が均一に剥がれることで、遠視のリスクが減少しました。

角膜が薄い人でも可能で、ハロ(光を見ると光の輪が見える)、グレア(光が非常に眩しく感じる)などの後遺症が少ないといわれています。また、激しいスポーツをする方や格闘家に向いています。


痛みが強い、回復までに時間がかかる(術後は保護用のコンタクトレンズ着用が必要)、精度の面でレーシックより劣るというデメリットがあります。


■ ラセック(LASEK)

フラップを作る点ではレーシックと同じですが、アルコールを使って非常に薄いフラップを作る点でフレックスPRKやエピレーシックと似た手術です。アルコールを使用するので回復が遅く、術後の痛みが強いと言われています。また、保護用のコンタクトレンズをしばらく装着する必要があります。


■ フェイキックILO(有水晶体眼内レンズ)

白内障の手術を応用して考えられた手術で、眼の中にレンズを入れる視力回復方法です。永久コンタクトレンズとも呼ばれています。白内障の治療手術は眼の中の水晶体を交換するというものですが、フェイキックILOは水晶体のレンズを残したままレンズを挿入します。

角膜を削らない大変画期的な方法ではありますが、眼の中の『房水』が濁る、内皮細胞の数が減るなどの弊害が発生する場合があり、現在のところまだまだ発展途上にある治療と言われています。


■ オルソケラトロジー

オルソケラトロジーは手術をしない視力回復方法です。
寝ている間に特殊なコンタクトレンズを装着し、角膜の形を矯正することで視力を回復します。

回復した視力は一定期間を経ると元に戻ってしまいますが、手術を受けなくてもよいというところで安心度の高い方法です。そのため、視力が不安定な未成年でも行うことができるというメリットがあります。

角膜にクセをつけるだけで、角膜自体を変化させてしまうわけではありません。ある意味では失敗を恐れず行える方法ですが、クセがなくなり元通りに戻ってしまえば視力も元に戻ります。1日の中でも朝と夜とでは視力が一定しない不便さがあります。

金額的には安価とは言えませんし、寝ている間にコンタクトレンズがずれていると効果は出ません。安全ではありますが、十分なメリットが得られないという点でまだまだ問題点があります。


※その他、角膜の厚さに関わらずレーシックを受けられない場合

18歳未満の方、妊娠中、授乳中
角膜の疾患にかかっている、角膜に異常があると判断された場合
目の病気にかかっている場合
目の病気のために、過去目を手術した経験がある場合
強度のドライアイであると判断された場合
身体の疾患を持っている方(糖尿病、膠原病など)
強度の近視・乱視(近視度数−14D、乱視度数−6.0D以上とされています)
目を負傷する可能性の大きい職業の場合
その他、規定でレーシックを受けられない職業の場合


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